2024年4月1日OPEN予定

伊藤里香が、Room in Roomプロジェクトの製造現場の責任者である河野竜也さんに、製造プロセスの工夫、チームとの協力、そして製品に込めた想いについて話を聞く。


伊藤里香:河野さん、今日はお時間をいただきありがとうございます。製造現場の責任者として、Room in Roomプロジェクトにおけるご自身の役割について教えてください。

河野竜也:ありがとうございます。私の役割は、設計チームが考えたアイデアを現実の製品に変えることです。特に、高強度ダンボールという素材の特性を最大限に活かしながら、安全で耐久性のある製品を製造することに注力してきました。

伊藤:製造プロセスにおいて工夫した点はありますか?

河野:はい、多くありますが、特に重要だったのは、効率的かつ精密な製造プロセスの構築です。ダンボールという素材は加工が比較的容易ですが、製品としての品質を保つためには、正確なカットや折り曲げが必要です。そのため、様々なカッティングアプリケーションの多用途性を実現する新世代のカッティングマシンを導入し、従来の製造方法にはない新しい技術を開発しました。

伊藤:新しい技術の開発には、きっと多くの挑戦が伴ったことでしょう。製造現場で直面した主な課題とその克服について教えてください。

河野:確かに課題は多かったですね。一つには、環境変化に強い製品を作ることでした。ダンボールは水に弱いという特性がありますが、現在の高強度ダンボールには防水耐水機能があります。更に資材自体の衛生環境を改善するために、必要に応じて当社が独占的に付与している環境改善技術である免疫加工を施してあります。

また製品の組み立てやすさを実現するために、どのようにパーツを設計し、どのように説明書をわかりやすくするか、という点にも多くの労力を費やしました。

伊藤:製品が完成してからのお客様の反応はいかがでしたか?

河野:お客様からは、製品の品質や使い勝手の良さに関して非常に好評をいただいています。特に、「組み立てが簡単で、移動も楽だ」という声を多数いただきました。これらのフィードバックは、製造現場としても大きな励みになっています。

伊藤:河野さんから見て、このプロジェクトを通じて得たものは何ですか?

河野:このプロジェクトを通じて、革新的な製品を世に出す喜びと同時に、チーム一丸となって困難を乗り越える経験を得ました。そして何より、私たちの製品がお客様の生活を豊かにすることができるという実感を得ることができました。これからも、製造現場から新たな価値を生み出し続けたいと思っています。

伊藤:素晴らしい想いをお持ちですね。河野さん、今日は貴重なお話をありがとうございました。Room in Roomの今後の発展が楽しみです。


河野竜也さんからは、製造現場の視点で見たプロジェクトの挑戦や工夫、チームでの協力の大切さ、そして製品への深い愛情が伝わってきました。製造責任者としての役割を通じて、革新的な製品を世に送り出す過程のリアルなストーリーが明らかになりました。

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